特集製品未来をつなぐ
私たちのアイディア
01物流倉庫向け製品
“ 縁の下の力持ち ”
今や誰もが日常的に利用するようになったインターネット通販。
人々の便利な暮らしを裏側で支えているのが商品の在庫・配送基地となる「物流倉庫」です。
ネット通販をはじめとするeコマース(EC)市場はさらなる拡大が見込まれており、
物流倉庫から配送先までの移動距離を短くして二酸化炭素の排出量を減らすといった地球温暖化対策の観点からも、
物流倉庫の建設は今後ますます活発になるといわれています。
明治鋼業は物流倉庫の建設資材として使用される「母屋(もや)」と「胴縁(どうぶち)」の材料として、
高耐食めっき仕様の軽量角パイプと軽量C形鋼を納入しています。
CASE STUDIES納入事例
(仮称)ESR東扇島ディストリビューセンター新築工事
(東急建設)
(仮称)ESR川崎浮島ディストリビューセンター新築工事
(東急建設)
明治鋼業 栃木工場増設棟
これまで母屋と胴縁の材料には防錆塗装されたカラー軽量角パイプ、カラー軽量C形鋼を使うのが一般的とされてきました。ただ、カラー製品はフォーミング加工と塗装(2度塗り)の2工程に分かれ、製造のリードタイムが長く、施工後もさび止め効果を保つため数年に一度、鋼材表面を再塗装する必要があり、手間とコストがかかるのが難点でした。また、カラー製品は工場や建設現場で扱う際、表面を擦ったり、ぶつけたりして塗装が剥がれることもあり、もし傷付けてしまったら、その部分を塗り直さなければならない点も負担となっていました。
トータルコストを低減
明治鋼業が製造・販売する「高耐食めっき」の軽量角パイプ・軽量C形鋼はこうした課題を解決する製品です。鋼材表面に施された溶融亜鉛―アルミニウム―マグネシウムの合金めっき被膜が優れた耐食性能を発揮し、施工後も長期間にわたりメンテナンスフリーでご使用いただけることから、トータルコストの低減に寄与します。カラー製品との比較では耐傷付き性能も高く、建設現場での施工性向上につながっていると建設会社の皆さまからも好評で、近年はカラー製品から高耐食めっき製品への置き換えが進んでいます。
当社が常時在庫している「高耐食リップ溝形鋼」「高耐食角パイプ」はこちら
02土木建材製品
“ 自然災害から守る ”
近年、地球温暖化による気候変動の影響で、自然災害が激甚化しています。
中でも豪雨や台風による被害は増加傾向にあり、毎年のように全国各地で多大な被害が発生していることから、
国や自治体が急ピッチで対策を進めています。
豪雨や台風は甚大な土砂災害を引き起こす要因となります。
土砂災害を防ぐための対策としては、土砂を堰き止める「砂防ダム」の建設が有効ですが、
この砂防ダムにも明治鋼業のロールフォーミング製品が部材として使われています。
CASE STUDIES納入事例
砂防ダム
砂防ダムの建設地は山間部が多く、資材を現場まで運ぶのも一苦労となります。当社はある土木建材メーカー様からのご相談をきっかけに新工法開発に協力し、1年にわたる共同開発の末、従来工法よりも軽量で、現場での組立も容易な「嵌合式U形鋼板セグメント」を完成させました。軽量化によって材料コストや輸送コストの低減も実現できており、2002年の製造開始以来、多くの砂防ダムでご採用いただいております。
このように当社は自社製品の製造・販売だけでなく、お客様のご要望に沿った製品の開発・受託生産も手掛けています。ご興味を持たれた方はお気軽にお問い合わせください。
03植物工場用ラック
“ 未来の農業に貢献 ”
明治鋼業の製品は建築や土木、電機、自動車などのさまざまな産業で使われていますが、
最近では新たに農業の分野でも使われ始めています。納入先はなんと植物工場!
高耐食めっき仕様のロールフォーミング製品が植物工場の栽培ラックの部材として採用されています。
CASE STUDIES納入事例
植物工場での育成風景
栽培ラック
「未来の農業」と言われる植物工場では、光や水、肥料などの生育条件が一定で、植物の成長が速いのに加え、パレットを何段も積み重ねて栽培できることから、通常の露地栽培と比較して、数倍から数十倍もの生産量を実現することも可能とされています。
当社のフォーミング製品と
グループ会社アライ技研との連携した製品例
植物工場では主に水耕栽培で野菜を育てるため、工場内は湿気が多くなっています。そのため、さびに強い高耐食めっき鋼板を母材とした当社のロールフォーミング製品は植物工場にも最適な性能を有しています。